いっぽんの電話からはじまった。
学生「先生、熱がありますから休みます」※欠席の電話をしてきたのはとても良い。
この電話の「熱がある」の一言に、教職員は、凍りついた。だれもが、新型インフルエンザ、ある先生は「ビンゴ」ですかと言った。想定はして対応しなければなりません。
先生「どのくらいの熱がありますか」
※聞いてから気がついた、体温計なんて持ってないから、答えられない。
学生「たいしたことはありません」
先生「熱は、計らなければ判りません。いま、どこに居ますか」
学生「東京です」
先生「東京のどこですか」
学生「判りません」※これ以上、なんど聞いても判らない。4月に来たばかりの学生です。
先生「あなたの周りに、誰か日本人は居ませんか」
学生「居ません」
先生「いま、いるところから動いてはいけません」
学生「もう少ししたら、電車で帰ります」
先生「ダメです。いまの部屋から出ては行けません。住所を教えてください、先生が車で迎えに行きますから…」
学生「先生、私はひとりで帰れます」※意味が判っていない。
先生「熱のあるなら、発熱センターに電話して診断を受けて、新型インフルエンザで無いことを証明してもらえば、電車に乗って帰って来ても良いです」
学生「先生、私は大丈夫です。もう少ししたら、日本語の判る人が来ますので、来たら電話します」
まず、習志野で感染した可能性は低いが、万一のことを考えて対応しましょう。①住所を聞いて居場所を特定する。②その場所を動かないようにする。③教職員が、車で行く。場合によっては車での移動も考える。④昨日までのクラスの座席表(半径2メートル以内)、担当教職員名、寮の居住状況、⑤学院が休校する場合の対応について、⑥マスコミの対応、などなど話をしていたら…
関東地方で、日本語学校の学生感染者第一号か、これは名誉な記録、不名誉な記録、とにかく学生の健康状態を守ること、21日の留学試験まで何とか…
そうこうしているうちに、休憩時間が終わり授業が始まったら、先生から「学生がトイレに行って倒れた」と、朝に熱があると言ってきた学生と同じクラスです。え~~~、まさか
とりあえず事務所に連れてきたが、顔は汗でビッショリ、体温計で熱を計ろうとするが、本人は大丈夫という。そんなこと言ったって、とりあえず体温が、顔色は白く良くない。
体温は、平常でした。何が原因、寝不足か、昨夜は何時に寝たのか、夜は何をしていたのか…、中国スタッフに聞いてもらうが、よく判らない。とりあえず寮の部屋に連れて言ってもらう。新型インフルエンザの可能性はなかった。
と、ある職員が、最初の電話、「熱がある」は仮病の可能性があると、言い出した。ん、考えてみれば、かもね。
再び学生から電話
友人「なぜ帰っては行けないのか…」
先生「発熱は、インフルエンザの可能性があるので、移動しないで地域の発熱センターに連絡してほしい。習志野市に感染者が出ているので、お願いします」
友人「私は、どうしていいのか判りません」
先生「では、住所を教えてください。すぐに学校から先生かそこに行って、対応しますから」
友人「住所は、○○○…」
先生「とにかく、動かないで下さいね」
※電話で住所を聞いてすぐに、インターネットで検索をしてみると、すぐ近くに知り合いの日本語学校がある、電話で先生に住所の部屋に行ってもらうことする。
5分もたたないうちに
日本語学校の先生「いま、本人とあっています。元気ですよ。安心してください」
先生「ありがとごさいます。安心しました(仮病か…)、学校に戻るように行ってください」
そして、学校に本人が来ました。通訳を介して状況の説明をしましたが、私たちの気持ちは、こんなときに「悪い冗談はやめてくれ」ですが、本人は平謝りでした。
以上、とんだ半日でした。
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